腋臭 治療はどの方法を選ぶ?レベルによって適切な対策をたてる

腋臭症チェックはどうやって行う?

わきが(腋臭症)に関するチェックシートをよく目にします。

でも、わきがかどうか判断するのは2項目だけです。

耳垢が湿っている
両親のどちらかがワキガ

多汗症ではヨードでんぷん反応を用いて範囲などを他覚的にしらべることができます。

でも、腋臭の場合は「ガーゼテスト」でレベル診断します。

これはガーゼをワキにはさんで数分汗ばむ運動(階段昇降など)をします。

その後に医師やスタッフがガーゼのにおいをかいで判定するというもの。

下記のように分類します。

レベル1  におわない
レベル2  ごくわずかににおう
レベル3  鼻を近づけるとわかるにおい(軽度)
レベル4  鼻を近づけなくてもわかるにおい(中等度)
レベル5  手に持っただけでわかるにおい(重度)

レベル3以上を「手術適応」としています。

年齢、意思などを考慮してレベル2でも手術することがあります。

レベル1、2の場合は、制汗剤、脱毛、ボトックス治療をおすすめします。

腋臭症の治療法とは

手術する?しない?

診断がついたらどうやって治療するのがいいのでしょう?

これが多岐にわたり、しかもそれぞれに一長一短があります。

ケアの簡単なものから順に解説していきます。

予防方法

ちょっとした生活習慣で気にならなくなることもあります。

食事

動物性たんぱく質や脂肪はにおいの材料となります。

それらの摂取をできるだけ控え、和食中心の食事にします。

衣類

医学的データはありませんが、化学繊維(ポリエステル、レーヨンなど)はにおいが増します。

コットンやウールなど天然繊維を着るよう心がけましょう。

ストレス

物事を深く考えすぎたり、緊張しすぎると自律神経のバランスが崩れ、汗やにおいが増えます。くよくよ悩まず、人前でも常にリラックスしていることが重要です。

治療法① 外用薬

塩化アルミニウムを塗る

100ml 2,100円

20%塩化アルミニウム
10%グリセリン

のシンプルな組成。

防腐剤、香料、アルコール不使用。

基本的には制汗剤ですが、結果的ににおいも抑えるため、わきがの方にも有効です。

外用薬(塗り薬、ローションなど)は手軽で副作用も少なく、軽症の方には第一選択肢といえるでしょう。

ドラッグストアに行くと多くの制汗剤が売られていますが、一般的な「汗止め」はわきが・多汗症では無効なことも多いんです。

一番効くのは「塩化アルミニウム」です。

各医療機関で独自のレシピで処方されています。

塩化アルミニウム20%前後のものが一般的です。

使い方は、コットンなどに適量取りサッとひと塗りするだけです。

直後から制汗効果を実感できる人もいます。

通常数日かかります。

かぶれる人もいますが、寝る前に塗って、朝シャワーなどで洗い流すとかぶれにくくなります。

以前は「アルミニウム粒子が汗腺にふたをする」といわれていましたが、現在ではアルミニウムイオンが汗腺の細胞膜レベルで作用するという考えが一般的です。

市販では「オドレミン」という名前で売られています。

濃度は不明。値段もやや高めなので、できれば皮膚科や形成外科で処方してもらう方がいいでしょう。

1978年の古いデータでは、

98%の患者に制汗作用が認められた
45%がひりひり感を訴えた

という報告がなされています。

日本人はアルコールに弱いも多いのですが、「25%塩化アルミニウムにアルコールを混ぜたものを使うと95%に効果がみられた」という文献もあります。

治療法②

わきが対策クリームを塗る

セルニューデオドラントクリーム
セルファーマ・デオドラントクリーム
セルニューデオドラントクリーム
30g 2,000円(税別)
常盤薬品(NOEVIA GROUP)

軽くのびて、べたつかないデオドラントクリームです。

汗をおさえて気になるにおいを防ぎます。

【使用方法】

適量を手にとり、わきなどのにおいが気になるところになじませます。

一日朝・晩2回、清潔なお肌へのご使用をおすすめしています。

※「セルニューデオドラントクリーム」は、わき以外にも足等のにおいの気になる部分にお使い頂けます。

※顔・粘膜および除毛直後の肌へのご使用はお避けください。

【適量の目安】

片側のわきでパール粒大

【全成分表示】有効成分:クロルヒドロキシAl
その他の成分:水、シクロペンタシロキサン、トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル、エタノール、BG、ポリアクリル酸アルキル、ジメチコン、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体、架橋型ジメチコン、グリセリンモノ2-エチルヘキシルエーテル、ビタミンE、dl-α-トコフェロール 2-L-アスコルビン酸リン酸ジエステルカリウム塩、ヒドロキシアパタイト、ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト、セリサイト、酸化亜鉛

治療法③

ボツリヌス製剤の注射(ボトックス,ニューロノックス)

手術せずに効果を出したい場合や、子供に有効です。

制汗ローション同様、汗を抑えることで結果的ににおいも減るため、わきがの方で受けらる患者様も多くいます。

料金(麻酔クリーム込、税込)
42,000~84,000円
(注射する量により異なりますが、通常量で63.000円)

「制汗剤もいまひとつだけど、汗は止めたい、でも手術はしたくない」

という方にお勧めです。

両わきや手のひら、額などあらゆる発汗場所に注射することができます。

わきの場合、まずヨードでんぷん法で汗の範囲を確認。

発汗エリアよりひと回り大きめにマーキング。

次に麻酔クリームを塗り30分ほどおくと、注射時の痛みがかなり軽減できます。

麻酔が効いたらマーキングの範囲内に1cm置きにごく少量(1単位)づつ、片方で30~50単位、皮内か皮下に注射します。

注射してから4~7日後に効果が出てきます。

6~10ヶ月持続するといわれています。

わきで82%、手のひらでは100%の患者に効果が見られたという報告があります。

治療費の高ささえ目をつぶれば最もすすめられる治療法です。

治療法④ 手術

手術以上に効果的な治療はありません。

ただ、手術にはある程度のリスクが伴います。

この手術が他の美容外科手術と違うところは、「見かけと結果が一致しない」という点です。

つまり、二重や鼻の手術では、見かけがかっこよければそれで成功ですが、この手術はむしろ不十分な手術ほどキズがきれいで、きちんと汗腺を取れば取るほど、リスクは高くなり、キズあとは残りやすくなります。

残念なことに、リスクを恐れて、ちょっとだけ取っておしまいにするクリニックもあります。

 

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